マクアケから見る応援購入市場|取扱高の拡大を利益へつなぐ

新商品を応援購入できる「Makuake」と、掲載後の商品を扱う「Makuake STORE」を運営するマクアケ。通期決算から見る応援購入市場の現在地は、同社で取扱高の拡大が売上以上の利益成長につながる状況です。取扱高と会社の売上は別の数字です。

マクアケ 2026年9月期通期の業界分析。取扱高|2026年9月期。229.80億円(+30.2%)。取扱高は会社の売上高とは異なる。営業利益|2026年9月期。8.82億円(+97.2%)。売上59.45億円、利益率は約14.8%。数字の読み方。金額の首位と件数の首位は別。大型案件と広告等の収益構成を確認

主要数値|2026年9月期通期(2025年10月~2026年9月、日本基準・個別)。特記以外は前年の同じ期間との比較
・売上高59.45億円(+29.9%)
・営業利益8.82億円(+97.2%)
・サービス全体の取扱高229.80億円(+30.2%)
・営業利益率は約9.8→14.8%(公表値から計算)

数字の読み方・業界への示唆
会社は大型プロジェクトの増加やプロジェクト単価の上昇、広告代理事業の利用拡大などを説明しています。取扱高が伸びるなかで、営業利益は売上以上に増えました。規模拡大が利益へ結びついたことが確認できますが、案件構成や費用配分も含むため、利益率が今後も上がり続けるとは判断しません。
取扱高はプラットフォーム上などで扱った金額、売上は手数料や広告関連など会社に帰属する収益です。両者を足したり、単純な売上÷取扱高を一律の手数料率と呼んだりすることはできません。
外部調査ではMakuakeが支援金額で首位でも、案件件数の首位は別のサービスです。大型案件が集まる同社の伸びを、小口案件を含む応援購入・クラウドファンディング全体の伸びには置き換えません。

次に確認する点
①大型案件に偏らず、取扱高の成長が続くか。②広告等の収益構成と費用の伸びを確認し、利益率改善の継続性を見る。

対象・条件
マクアケ(4479)。cracoが2026年6月15日に公表した原調査で、国内主要7プラットフォームの2026年1~5月終了案件の支援金額においてMakuakeが44.2%で首位。数量ではなく金額、当該7サービスの比較であり、全プラットフォームを網羅する市場シェアではありません。
比較対象は前年の同じ12か月。億円値は短信の千円単位の原数値から四捨五入(サマリーの百万円未満切捨てとは丸め差あり)。通常判定とは別の業界分析。紹介は運営サービスで、掲載商品を同社製品とみなさず、アフィリエイトなし。

出所:2026年10月27日決算短信・会社IR
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261016552508.pdf
https://www.makuake.co.jp/ir/
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261016552526.pdf
選定根拠
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000116374.html
確認:2026年10月27日

掲載記録:決算発表日は2026年10月27日。ブログ版は外部接続の利用上限により翌10月28日に公開しました。上記の数値・分析は10月27日発表資料に基づきます。

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