公開時期について:本記事は2026年10月29日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限によりブログへの掲載が遅れ、2026年10月30日の公開となりました。

アルミ電解コンデンサや電気二重層キャパシタ用のセパレータを作るニッポン高度紙工業。中間決算ではAI関連需要と工場稼働の改善が重なり、売上の伸び以上に利益が増えました。電力を支える部材の需要が強まっています。
主要な事実・数字
売上高124.90億円、前年同期比33.6%増。営業利益38.26億円、114.4%増で、営業利益率は約19.1%から30.6%へ上昇しました。
アルミ電解コンデンサ用セパレータは90.62億円、28.0%増。機能材は34.27億円、51.3%増でした。
機能材では海外AIデータセンターの電力安定化向けなどで電気二重層キャパシタ用セパレータが伸びました。会社は稼働率・生産効率の改善も増益要因としています。
通期会社予想は売上高240→260億円(20億円、8.3%増額)、営業利益60→75億円(15億円、25.0%増額)です。
会計士の読み方
売上が33.6%増えて利益が114.4%増えた背景には、数量増によって設備の固定費を吸収しやすくなる効果があります。高い利益率をそのまま将来へ延長せず、需要と稼働率の両方が続くかを確認する必要があります。売上債権も期首49.76→66.79億円へ増えており、回収との対応も見ます。
業界への示唆
AIデータセンター向け電源部材の強さが示唆されますが、同社の高い製品シェアや稼働改善も含まれます。自動車・産業機器を含む電子部品全体が同じ伸びとは断定できません。
次に確認する点
AI・産業機器向け需要と稼働率の継続、売上債権の回収を確認します。
対象・選定根拠
対象:ニッポン高度紙工業(3891)、2027年3月期中間期(2026年4~9月)。日本基準・連結。発表:2026年10月29日14:00。
選定根拠:公式中期事業計画の2024年3月期実績で、アルミ電解コンデンサ用セパレータの世界シェア約70%・No.1(会社調査)。数量・金額の基準は非開示。限定製品の過年度実績であり、2026年最新シェアや全セパレータ市場の首位とはしません。日経225には不在。
通常判定とは独立した業界分析です。
一次資料
- https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261028558142.pdf
- https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261028558137.pdf
- https://www.kodoshi.co.jp/investor/pdf/%E4%B8%AD%E6%9C%9F%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%A8%88%E7%94%BB%EF%BC%882025%E5%B9%B43%E6%9C%88%E6%9C%9F%E3%83%BC2027%E5%B9%B43%E6%9C%88%E6%9C%9F%EF%BC%89.pdf
- https://www.kodoshi.co.jp/product/
- https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=nk225
確認:2026年10月29日15:33。
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