大宝運輸の中間期は、料金交渉や取扱量の増加で増収増益となりました。ただし、費用や施策が下期へ繰り延べられた面もあり、上期の利益率がそのまま続くかは分けて見たいところです。
主要な事実・数字
・営業収益43.46億円(前年同期比+5.5%)、営業利益2.49億円、純利益1.74億円(+44.1%)。基本EPSは234.24円でした。
・営業CFは1.88億円。利益とCFはともに黒字ですが、電子記録債権と営業未収入金は前期末から増えています。
・10月29日に中間予想を43.46億円・234.24円へ修正済みで、今回実績は両方とも同額。修正前の中間予想42.00億円・147.42円を発表直前の比較元には使いません。
・通期予想は営業収益83.00億円・基本EPS254.63円・営業利益2.80億円を据え置いています。
会計士が気になった点
会社は、価格改定と取扱量の増加、業務効率化に加え、一部費用の下振れと予定施策の下期繰延を中間修正の理由に挙げています。本業の改善と費用計上の時期を分けると、上期の営業利益2.49億円に対して年間2.80億円の計画を維持した意味が読みやすくなります。
次に確認する点
下期の人的投資・繰延施策の費用、燃料費や委託料、売上債権の回収を確認します。同社の料金改定の効果だけから運輸業界全体の採算改善は断定しません。
判定結果・比較元
参考良好:中間累計の営業収益とEPSが、決算発表前の年間会社計画の50%に相当する参考値をともに上回りました。
営業収益:83.00億円×50%=41.50億円に対し43.46億円、+1.96億円(+4.7%)。
EPS:254.63円×50%=127.315円に対し234.24円、+106.925円(+84.0%)。率は丸め前で計算しています。
これは「会社通期計画の単純按分・季節性未調整」であり、会社公表の中間予算や市場コンセンサス超過を意味しません。直接中間計画に対しては同額達成です。
厳格判定:対象外(発表前・同一期間の直接市場コンセンサス未取得)。
次点判定:対象外(翌年度12か月会社予想未公表、コンセンサス不存在未確認)。未取得を不存在や非該当へ置き換えていません。
対象:大宝運輸(9040)2027年3月期中間期、2026年3月21日~9月20日。日本基準・個別。年間計画は2026年4月28日公表、10月29日通知でも通期据置を確認。株式数の共通基準を照合済み。
出所:
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261029559423.pdf
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03664/3330c4c0/7643/408e/b9de/3c8390a920f7/140120261013549825.pdf
確認:2026年10月30日11:00公表資料。
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