三菱ケミカルGの決算:本業は増益、最終減益は非継続事業も分ける

本記事は2026年11月5日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限により、ブログの公開は2026年11月6日となりました。

三菱ケミカルGの決算:本業は増益、最終減益は非継続事業も分ける

半導体向け材料や産業ガスの三菱ケミカルグループ。本業の採算を示す会社のコア営業利益は大きく増えた一方、親会社帰属利益は減少しました。前年の非継続事業利益と、当期の継続事業の改善を分けることが大切です。

2027年3月期中間、2026年4~9月、IFRS・連結。売上収益1兆7991.24億→2兆370.94億円、13.2%増。コア営業利益1261.10億→2028.48億円、60.9%増、営業利益864.89億→1996.77億円、130.9%増。親会社帰属利益は1101.32億→901.73億円、18.1%減、基本EPS66.37円でした。コア営業利益は営業利益から非経常項目を除く会社指標です。

会社の億円丸めで、スペシャリティマテリアルズのコア営業利益は307億円増の704億円、産業ガスは147億円増の1077億円。半導体用途や炭素繊維部品の数量増、販売価格改善等が寄与しました。ベーシックマテリアルズも在庫評価損益の改善等で赤字から141億円の黒字へ。売価上昇や在庫効果を、すべて最終需要の増加とみなしません。前年は組替後のセグメントで比較します。

会計士の読み方:継続事業の中間利益は476.35億→1370.25億円へ増えた一方、前年には非継続事業の中間利益948.91億円があり、当期はゼロでした。連結全体の最終減益だけで継続事業の悪化とは読めません。営業CFは1616.39億→1577.98億円へ小幅減で、在庫増763.61億円、営業債権増201.17億円が資金流出です。

通期売上は3兆8000億→4兆600億円、コア営業利益3050億→3400億円、営業利益3000億→3280億円、親会社帰属利益1270億→1450億円へ上方修正。会社は半導体関連の好調に加え、一部需要の先取り反動や在庫要因も説明しています。一社で化学全体を断定せず、次回の第3四半期決算で、先取り需要後の数量、価格差と在庫効果の持続性、在庫・債権の回収を確認します。

対象は11月5日の日経225で確認。厳格は直接市場コンセンサス未取得で判定不能、次点は翌年度12か月会社予想未公表のため対象外。参考良好:今回短信に明記された発表前通期売上3兆8000億円・EPS93.48円の単純50%=1兆9000億円・46.74円を、中間実績がともに上回りました。会社通期計画の単純按分・季節性未調整で、市場コンセンサス超過や直接中間予算超過を意味しません。

11月5日発表・同日確認。一次出所:
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261105565258.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261105565282.pdf
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=nk225

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