杉村倉庫の中間期は増収でも営業減益でした。営業収益は発表前の年間計画の半分を200万円上回りましたが、物流の人件費や減価償却費が利益を押し下げています。
主要数値|2027年3月期中間期(2026年4月1日~2026年9月30日、日本基準・連結)
営業収益56.02億円、営業利益6.22億円、親会社株主に帰属する中間純利益4.49億円、基本EPS27.49円。
会計士が気になった点
営業収益は前年同期比1.0%増でしたが、営業利益は5.5%減です。物流事業で人件費や減価償却費などの原価が増え、販管費の減少では吸収しきれませんでした。年間計画の半分をわずかに超えたことと、採算の改善は別です。売上高に相当する会社の表記は「営業収益」で統一します。
通期会社予想は営業収益112.00億円、営業利益12.60億円、基本EPS52.59円で据え置き。直接の中間期会社予想56.00億円・EPS26.91円も双方上回りましたが、次点の全条件充足とは区別します。営業CFは今回の短信に計算書が掲載されていないため推計しません。
次は、物流事業の保管・荷役収入の増加が、人件費と減価償却費の増加を吸収できるかを確認します。
参考良好の比較根拠
比較元は2026年4月30日公表の、今回の発表前に有効だった会社通期計画です。年間計画の50%を使う単純按分・季節性未調整の参考比較です。
営業収益:年間112.00億円×50%=比較値56.00億円→実績56.02億円。差額+0.02億円(200万円)、+0.036%。画像の差率は小数1桁表示で+0.0%です。原表の詳細値は5,602,928千円、判定主値は百万円未満切捨ての5,602百万円で、同一表示精度でも超過しています。
基本EPS:年間52.59円×50%=比較値26.295円→実績27.49円。差額+1.195円、+4.5%。判定と差率は丸め前の値で計算します。
判定結果
厳格判定:対象外(発表前・同一期間の直接市場コンセンサス未取得)。
次点判定:対象外(コンセンサス不存在未確認/翌年度12か月会社予想未公表)。
参考良好:該当。会社通期計画の単純按分・季節性未調整であり、会社公表の中間予算ではありません。市場コンセンサス超過を意味しません。
出所:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261022554467.pdf
比較元:https://www2.jpx.co.jp/disc/93070/140120260717595597.pdf
確認:2026年10月29日。発表:2026年10月28日16:30、杉村倉庫(9307)。

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