カワチ薬品の中間期は減収減益となり、夏場の販売低迷を受けて通期売上予想も引き下げました。年間計画の半分との参考比較と、本業の増減は分けて読む必要があります。
主要数値|2027年3月期中間期(2026年3月16日~2026年9月15日、日本基準・連結)
売上高1,441.43億円、営業利益30.09億円、親会社株主に帰属する中間純利益22.45億円、基本EPS100.85円。
会計士が気になった点
売上高は前年同期比0.8%減、営業利益は6.2%減でした。会社は夏場の天候不順による季節商材の低迷などを説明し、上期売上は会社の直接計画を下回ったとしています。一方、販管費抑制により営業・経常利益は概ね計画どおりと説明。今回の参考良好は年間計画を半分にした比較であり、中間期の会社予算達成を意味しません。自己株取得による株数変化もEPSに影響するため、純利益とEPSの動きを分けます。
通期売上予想は2,850.00億円から2,830.00億円へ引き下げ。営業利益51.00億円、純利益30.00億円は据え置き、基本EPSは134.32円から136.14円です。営業CFは107.49億円でした。
次は、季節商材の販売回復と、価格見直し・人件費や電力費抑制の持続性を確認します。
参考良好の比較根拠
比較元は2026年4月28日公表の、今回の発表前に有効だった会社通期計画です。年間計画の50%を使う単純按分・季節性未調整の参考比較です。
売上高:年間2,850.00億円×50%=比較値1,425.00億円→実績1,441.43億円。差額+16.43億円、+1.153%。
基本EPS:年間134.32円×50%=比較値67.160円→実績100.85円。差額+33.690円、+50.2%。判定と差率は丸め前の値で計算します。
判定結果
厳格判定:対象外(発表前・同一期間の直接市場コンセンサス未取得)。
次点判定:対象外(コンセンサス不存在未確認/翌年度12か月会社予想未公表)。
参考良好:該当。会社通期計画の単純按分・季節性未調整であり、会社公表の中間予算ではありません。市場コンセンサス超過を意味しません。
出所:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261028557492.pdf
比較元:https://www2.jpx.co.jp/disc/26640/140120260727500251.pdf
確認:2026年10月29日。発表:2026年10月28日17:00、カワチ薬品(2664)。

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