カゴメの決算から見る、事業別の需要と採算

公開時期について:本記事は2026年10月29日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限によりブログへの掲載が遅れ、2026年10月30日の公開となりました。

カゴメの決算から見る、事業別の需要と採算

トマトケチャップや野菜飲料のカゴメ。1~9月決算は買収で売上が増えても利益は減りました。国内の値上げ後の数量減と、海外のトマト相場・製造費を分けて読む局面です。

目次

主要な事実・数字

売上収益2266.66億円、前年同期比4.8%増。事業利益148.06億円、14.5%減、営業利益155.94億円、11.2%減でした。

国内加工食品は価格改定後の一部商品の数量減と広告・販促費増などで減収減益。国際事業はSilburyの2026年1月の連結開始で売上が加わっても、製造費上昇等で減益でした。

営業利益率は約8.1%から6.9%へ低下。IFRS第18号を早期適用し、前年数値は遡及修正後、セグメントも変更後の区分で比較しています。

会計士の読み方

買収による増収を既存商品の数量回復とは扱えません。国内の価格転嫁と数量反応、海外の一次加工品の市況下落と二次加工の製造費増は、異なる仕組みです。事業利益は売上から原価・販管費を引く会社指標で、営業利益と区別します。

業界への示唆

同社の製品構成や販売地域による影響を含むため、一社の結果を業界全体の成長率や採算へ一般化しません。需要、価格・コスト、事業構成を分けて確認する必要があります。

次に確認する点

値上げ後の数量と海外製造費を確認。

対象・選定根拠

対象:カゴメ(2811)、2026年12月期第3四半期(2026年1~9月)。IFRS・連結。発表:2026年10月29日15:40。

選定根拠:公式業務用ケチャップページで2020年1~12月インテージSRI金額シェア国内60%以上・No.1を確認。過年度・ケチャップの限定市場で、2026年最新や食品全体の首位ではありません。 日経225には不在。

通常判定とは独立した業界分析です。

一次資料

確認:2026年10月29日15:59。

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