本記事は2026年11月5日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限により、ブログの公開は2026年11月6日となりました。
エアコンの冷凍機油原料や半導体向け高純度溶剤を手掛けるKHネオケム。売上は減少しましたが、電子材料の成長と基礎化学品の価格転嫁等が全社利益を押し上げました。主力のエアコン原料は減益で、用途ごとの需要と採算が分かれています。
2026年12月期第3四半期累計、2026年1~9月、日本基準・連結。売上865.88億→836.08億円、3.4%減、営業利益85.05億→103.98億円、22.3%増。営業利益率は約9.8%→12.4%へ改善しました。親会社利益72.96億円、29.7%増、EPS208.36円でした。
機能性材料は売上386.94億円、9.3%減、営業利益64.06億円、23.3%減。会社は中国のエアコン生産調整、定期修繕や原料調達不安による販売数量減を説明する一方、足元の原料懸念緩和と数量回復傾向も説明しています。化粧品原料の底堅さを含む事業分野であり、この全額を冷凍機油だけの実績とはしません。
電子材料は売上115.48億円、29.9%増、営業利益30.32億円、62.7%増。先端半導体向け高純度溶剤等が寄与しました。基礎化学品は売上328.44億円、4.7%減でも営業利益36.34億円、381.5%増。数量減の一方で原料高の価格転嫁と収益改善が進んでいます。これらは化学品単一セグメント内の事業分野別数値で、分野別利益には全社管理費用等を含みません。
会計士の読み方:今回の3Q累計CF計算書は作成されていないため、営業CFをゼロや推定値で埋めません。期末比で債権・契約資産は18.79億円、商品・製品は14.30億円増え、買掛債務は51.56億円減少しています。これは貸借対照表の増減であり、営業CFそのものではありません。増益と資金回収が同時に進んだかは、次のCF開示で確認します。
8月4日公表の通期計画は売上1140億円、営業利益135億円、EPS248.45円で据置。会社の足元回復という説明を全年の需要回復と一般化せず、次は冷凍機油原料の数量、中国エアコンの調整、電子材料の構成と価格転嫁の持続性を見ます。
対象根拠は会社公式採用情報の、環境配慮型エアコンに対応した冷凍機油原料が国内・世界でトップシェアとの明示。年・率・数量/金額基準は当該表記に非開示で、化学品全体や最新2026年の確定率とはしません。厳格は直接市場コンセンサス未取得で判定不能、次点は翌年度12か月会社予想未公表のため対象外。参考良好は発表前通期売上1140億円の単純75%=855億円に実績が届かず非該当です。EPSは単純75%=186.3375円を上回りますが、両条件を満たしません。単純按分・季節性未調整で、直接四半期予算とは異なります。
2026年11月5日発表・同日確認。
一次出所:
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261016552392.pdf
https://www.khneochem.co.jp/recruit/about/
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