
燃料ポンプモジュールなどエンジンの機能部品をつくる愛三工業。中間期は増益ですが、日本・アジア・欧州は営業減益で、米州の改善が際立ちました。全地域の需要が一斉に回復したわけではありません。
【主要な事実】
・売上1,713.54億円(前年同期比+5.1%)、営業利益111.23億円(+18.4%)、純利益78.84億円(+4.0%)。
・米州の営業利益57.85億円(前年の2.4倍)。会社は為替影響や米国関税の回収などを説明。
・日本の営業利益9.12億円(-40.2%)、アジア41.47億円(-13.1%)、欧州0.74億円(-85.7%)。地域売上には内部取引を含むため単純合算しません。
・通期営業利益予想195億円→205億円(+10億円、+5.1%)。比較元は7月30日公表予想。
【会計士の解釈・業界への示唆】
米州の利益を読む際には、販売数量による継続的成長と、為替・関税回収を区別することが重要です。日本は数量・子会社増で増収でも諸経費増で減益。自動車部品では売上の伸びと採算の方向が一致しないことを示します。同社の地域・得意先構成を部品業界全体の回復と一般化しません。
【次に確認する点】
関税回収後の米州採算、日本・アジアの数量と費用、通期計画の達成を確認。
【対象・比較条件】
愛三工業(7283)/2027年3月期中間(2026年4~9月)/日本基準・連結/発表2026-10-28 15:00 JST
選定根拠:会社公式IR FAQが燃料ポンプモジュールの世界No.1シェアを明記。対象年・数量/金額の基準は同ページ非開示。エンジン部品全体の首位とは表現しません。
通常の決算判定とは独立した業界分析。会社予想の比較は会社公表値同士で、コンセンサス超過ではありません。
【一次資料】
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261027556957.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261028557843.pdf
https://www.aisan-ind.co.jp/ir/faq.html
確認:2026年10月28日16:36 JST(当日開示資料)。
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