本記事の決算発表日とX分析の公開日は2026年10月30日、ブログの実公開日は2026年10月31日です。ブログは外部接続利用上限により日をまたいでの公開となりました。

半導体製造装置や印刷機器を手がけるSCREEN。中間期はDRAMなどメモリー向けが伸びて増益となりましたが、ファウンドリー向けは減収。好調な損益と、在庫を抱える現金収支も分けて確認する局面です。
目次
主要な事実・数字
- 売上高3,084.53億円(前年同期比12.5%増)、営業利益545.23億円(17.4%増)。営業利益率は約16.9%から17.7%へ改善しました。
- 半導体製造装置SPEは売上2,513.98億円(15.0%増)、営業利益575.28億円(18.2%増)。DRAM中心のメモリー向けとポストセールスが増え、ファウンドリー向けは減りました。
- ディスプレー・成膜装置FTは売上190.56億円(18.9%減)、営業利益8.54億円(74.3%減)。半導体装置の伸長と、ディスプレー装置の弱さが並存しました。
- 営業CFは前年308.34億円の収入から19.13億円の支出へ。棚卸資産増加、その他流動負債減少、納税の負担が、利益や契約負債・仕入債務の増加を上回りました。
会計士の読み方
装置販売は仕掛品・製品への資金投入と売上計上・回収に時間差があります。契約負債の増加があっても営業CFが赤字になった点を確認し、受注や売上の拡大を直ちに現金創出と同一視しません。セグメントは変更後の区分へ組替えた前年数値で比較しています。
業界への示唆
メモリー投資の強さが示唆される一方、同社の装置構成・顧客投資時期・ポストセールスの寄与もあります。半導体やディスプレー設備投資の全面回復へ一般化できません。
次に確認する点
在庫の販売・検収・回収と、メモリー向け需要の継続を確認します。通期営業利益1,565億円の全社予想は据置ですが、一部セグメント間の見直しがあります。
対象・選定根拠
SCREENホールディングス(7735)/2027年3月期 中間(2026年4月1日〜9月30日)/日本基準・連結。発表:2026年10月30日。確認:同日15時台(JST)。
日経公式の2026年10月30日構成一覧で採用を確認。市場首位の推定を要せず選定。
通常判定とは独立した業界分析です。
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