公開時期について:本記事は2026年10月29日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限によりブログへの掲載が遅れ、2026年10月30日の公開となりました。

都市ガスと電力を供給する大阪ガス。中間決算は電力販売などが伸びても営業減益でした。原料・燃料価格の変化が販売価格へ反映されるまでの時間差が、エネルギー会社の利益を動かしています。
目次
主要な事実・数字
売上高1兆253.19億円、前年同期比6.9%増、営業利益602.79億円、32.8%減でした。営業利益率は約9.3%から5.9%へ低下しました。
経常利益827.04億円、21.6%減、親会社帰属利益666.19億円、29.8%減でした。
会社概況の億円表示では、売上原価8440億円は12.2%増と、売上の伸びを上回っています。電力販売量増が増収に寄与する一方、国内エネルギーのタイムラグ等が減益に影響しました。
会計士の読み方
原料費・燃料費調整制度には価格転嫁までの時間差があるため、当期の利益減少がすべて販売不振を意味するわけではありません。ただし時間差の影響と、継続的な調達コスト・販売採算は分けて確認する必要があります。
業界への示唆
販売数量が伸びても利益率が落ちる局面です。調達契約や海外事業、電源構成が違う他社へ同じ減益率を当てはめません。
次に確認する点
タイムラグと数量・調達採算を確認。
対象・選定根拠
対象:大阪ガス(9532)、2027年3月期中間期(2026年4~9月)。日本基準・連結。発表:2026年10月29日15:30。
選定根拠:発表時点の日経225構成企業。市場シェア首位の推定を要せず選定。
通常判定とは独立した業界分析です。
一次資料
- https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260901529228.pdf
- https://www.release.tdnet.info/inbs/140120260901529595.pdf
- https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=nk225
確認:2026年10月29日15:55。
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