日東電工は売上収益と利益が増え、中間期の売上収益と基本EPSが、発表前の年間会社計画の50%に相当する参考値を上回りました。データセンターなどの強さと、一部光学フィルム需要の弱さが併存しています。
主要数値(2027年3月期中間期、2026-04-01~2026-09-30、IFRS・連結)
・売上収益5,583.63億円
・基本EPS115.32円
・営業利益1,058.41億円
・純利益765.02億円
当年度会社通期予想:売上収益11,100.00億円/基本EPS216.29円/営業利益2,000.00億円。
会計士が気になった点
会社はデータセンター・半導体向け部材や高機能スマートフォン向け部材の需要を強いとする一方、ノートパソコン・タブレット向け光学フィルムは弱含むと説明しています。全社増益だけで全製品の回復を判断せず、製品構成を分けて読む必要があります。
次に確認する点は、強い用途の増収が続くかと、弱い用途の採算です。今回の年間基本EPS216.29円は当日決議の自己株取得も考慮した値で、比較元には発表前212.75円を用いました。
参考良好の比較根拠
年間会社計画の50%との参考比較。比較元資料の公表日:2026-07-28。
・売上収益:発表前年間計画11,100.00億円 × 50% = 5,550.00億円 → 実績5,583.63億円。差額+33.63億円、+0.6%。
・基本EPS:発表前年間計画212.75円 × 50% = 106.37500円 → 実績115.32円。差額+8.94円、+8.4%。
判定結果
厳格判定:対象外(発表前の同一期間・直接市場コンセンサス未取得)。
次点判定:対象外(コンセンサス不存在未確認/翌年度12か月会社予想未公表)。
参考良好:該当。会社通期計画の単純按分・季節性未調整です。会社公表の四半期予算ではありません。市場コンセンサス超過を意味しません。
出所:決算短信 https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261026556326.pdf
比較元:https://www2.jpx.co.jp/disc/69880/140120260727599980.pdf
確認:2026年10月27日。日東電工(6988)。

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