本記事は2026年11月5日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限により、ブログの公開は2026年11月6日となりました。
食器に加え、研削砥石やAIサーバー向け電子材料を手掛けるノリタケ。中間期は材料の数量増と工具の価格改定等で大きく増益となりました。一方、電池向け炉や一部設備投資向けは弱く、ものづくりの需要が一様に回復した決算ではありません。
2027年3月期中間、2026年4~9月、日本基準・連結。売上683.14億→788.57億円、15.4%増、営業利益47.41億→78.38億円、65.3%増。営業利益率は約6.9%→9.9%へ改善、親会社利益78.83億円、45.4%増、EPS143.29円でした。4月1日の1対2株式分割を反映したEPSで比較し、前期の分割前配当とそのまま比較しません。
セラミック・マテリアルは売上349.07億円、28.0%増、営業利益54.74億円、51.5%増。車載・データセンター・AIサーバー向けの積層セラミックコンデンサ材料が堅調でした。食器はこの区分に含まれ、関連会社の連結子会社化もあります。前年は新しい3区分に組替後の数値を用い、すべてを同じ企業範囲の数量成長とは読みません。
工業機材は売上308.52億円、12.1%増、営業利益18.61億円、295.2%増。価格改定、為替、自動車・軸受向け等が寄与しました。一方、エンジニアリングは営業利益5.01億円、23.7%減。リチウムイオン電池向け炉や自動車・工作機械向け装置の弱さが残っています。ロードカッターには値上げ前の駆け込みもあり、恒常需要と区別します。
会計士の読み方:会社の補足説明では円安が売上16.6億円・営業利益2.9億円を押上げ。営業CFは34.15億→90.30億円へ増加、投資CFは60.63億円の支出、会社のフリーCFは29.66億円の収入でした。投資CFには定期預金の払戻しも含まれるため、全額を設備投資だけの支出とみなしません。特別損益の株式売却益や負ののれん発生益は営業増益から分けます。
通期は売上1575億→1600億円、営業利益130億→145億円、親会社利益170億→180億円、EPS309.01→327.08円へ上方修正。会社は車載・データセンター等向け材料需要を理由に挙げています。一社で工具・材料業界全体を断定せず、次は電子材料の数量と生産効率、工具価格の持続性、設備需要の回復を見ます。
対象根拠は公式製品ページの研削砥石・日本国内トップシェアの明示。年・率・数量/金額基準は当該ページで非開示で、食器や全研磨材の世界首位とはしません。厳格は直接市場コンセンサス未取得で判定不能、次点は翌年度12か月会社予想未公表のため対象外。参考良好は発表前通期計画の単純50%=売上787.50億円・EPS154.505円に対し、売上は上回る一方EPSは届かず非該当。単純按分・季節性未調整で、会社の直接中間予算とは異なります。
2026年11月5日発表・同日確認。
一次出所:
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261103563357.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261103563359.pdf
https://www.noritake.co.jp/products/abrasive/majors/detail/2/
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