公開時期について:本記事は2026年10月29日発表の決算を分析したものです。外部接続の利用上限によりブログへの掲載が遅れ、2026年10月30日の公開となりました。

ANAとPeachを運航するANAホールディングス。中間決算は国際線の需要が伸びても、燃油費などの増加で営業減益でした。旅客の増加と利益の回復は同じ速度では進んでいません。
主要な事実・数字
売上高1兆3987.34億円、前年同期比17.5%増、営業利益881.60億円、9.7%減。営業利益率は約8.2%から6.3%へ低下しました。
ANA国際線の旅客数は約467万人、8.7%増、旅客収入4920億円、21.2%増(会社の億円表示)。
ANA国内線の旅客数は約2257万人でほぼ横ばい、旅客収入3703億円、1.0%増でした。
航空事業の営業利益は801億円、15.8%減。訪日・レジャー需要やNCAの収入が増える一方、燃油費等が増加しました。
会計士の読み方
国際線の収入増には旅客数だけでなく、燃油サーチャージなど単価面も含まれます。NCAの連結も売上を押し上げるため、17.5%増を既存旅客需要の伸びとは読み替えません。売上よりも利益率と燃油負担の回収を見る必要があります。
業界への示唆
国際線と国内線の数量差が示唆されますが、同社の路線構成や貨物事業も影響します。航空市場全体を一律の需要回復・増益とは扱いません。
次に確認する点
路線別単価と燃油負担を確認。
対象・選定根拠
対象:ANA(9202)、2027年3月期中間期(2026年4~9月)。日本基準・連結。発表:2026年10月29日15:30。
選定根拠:発表時点の日経225構成企業。市場シェア首位の推定を要せず選定。
通常判定とは独立した業界分析です。
一次資料
- https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261027556979.pdf
- https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=nk225
確認:2026年10月29日15:55。
関連記事:ANA・JALの中間決算を率で横並び比較(増収率・営業利益率・国際線旅客単価・搭乗率を比較)
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